VOILLD|安田昂弘

VOILLDにて

今年で三年目となる安田昂弘氏の展示が始まりました。

 

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安田さんはグラフィックデザイナーでありながら

映像ディレクター、AD、はたまたVJの顔も持っていたり

本当に多才で、多岐にわたりご活躍されているおかた

 

CG(コンピューターグラフィック)と

印刷技術が持つ可能性を常に探究されていて

毎度、度肝を抜かれる

 

キャンバスで絵を描くかのように

CGと印刷いうツールで「作品」を作ること、

簡単なようですごく難しいと思うのですが

それを信念とセンスで素晴らしい作品として構築してしまう

希少なおかただと思います

 

間近で、じっくり作品を堪能していただきたいです。

 

是非お越しください!

 

 

Takahiro Yasuda 3rd Solo Exhibition “EMERGE”
会期:2017年12月9日(土)~2018年1月14日(日)
開廊時間:水-金 14:00〜19:00、土日 14:00〜18:00
※月曜・火曜・祝日休廊
※2017年12月25日(月)〜2018年1月5日(金)は休廊

 

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この度VOILLDは、安田昂弘の個展「EMERGE」を開催致します。本展は2016年に開催された個展「The end of watch」に続く三度目の新作個展となります。

グラフィックデザイナー、ムービーディレクター、アートディレクターなど、多彩な顔を持ち幅広い分野で作品制作を行う安田昂弘。そのエッジーな表現はミュージシャンやアーティストからも支持を得ており、国内外での作品展示や、広告やプロダクトのデザインも手掛けるなど、多岐に渡り活躍の場を広げています。

安田昂弘は、コンピューターという一つのメディアを駆使しながら、都度異なったアプローチで制作を行います。研ぎ澄まされているようで遊び心のあるデザインや、シンプルで単調に見えて、複雑に組み重なった線や面は、彼の思考とコンピューターグラフィック(CG)としての美しさが反映され構図化されているのです。まるでキャンバスに絵の具を重ねていくような作業を、CGという枠の中で物質的にいかに表現するかという事に挑戦し続け、その在り方を私達に問いかけているようにさえ感じさせます。

本展では、近年、安田昂弘が着目し疑問を抱き続け、作品を作る上での根本的な題材ともなっている「見る」という事を軸にしながら、その興味や影響から感じる「気配」という曖昧な存在をグラフィックでどのように体現できるかに迫り、新たなマテリアルと印刷技法を用いて作品が制作されました。会場ではグラフィックをベースにした平面作品、約10点を展示予定です。

12月8日(金)19:00-22:00にはアーティストを囲みオープニングレセプションを開催致します。是非ご高覧頂ければ幸いです。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

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いつからか僕たちは、デジタルによる形のない情報に対して、
何も抵抗することなく受け入れるようになりました。
現在、均一な面から発光される情報はまるで神の目線のように、
さも平等な視点のふりをして、善も悪も真実も嘘も、
フラットなものとして私たちに近づいてきます。
発信者や発言者の真の姿を捉えることはほぼ不可能でも、
その得体の知れない信号にまるで神様かのように人は縋ります。
今や未知の情報は希望であり、スピードは正義となりました。

視覚文化にも同じことが起きています。
ただただ瞬発性の高い視覚信号をまとったビジュアルが膨大なスクロールの中でピックアップされ、
そこに表記されている言葉も、背景や意図も無視され、共有され、
少し時間が経つと何処かで見たことがあるようなビジュアルがどこからともなく、
また本物と偽物が入り混じったスクロールの波に流れてきます。
テクスチャーの意味すら、ここ数年で大きく変わってしまいました。
世界中が全てフラットで平均化された情報で埋め尽くされる日はきっと遠くはないでしょう。

徹底的に平均化されていくこの世界おいて、
人の意思はもうなくなってしまうのでしょうか。

未来が全てフラットになり、身体から切り離されたとしても、
どうかそこに人の気配と想いが宿ることを祈って。

-安田昂弘